日本国内でもプログラミング教育が注目され始めましたが、実は、プログラミング教育は世界的にも重要視されています。
世界中で急速にプログラミング教育の重要性が叫ばれるようになった理由は、第4次産業革命による社会構造の変化や、職種を問わず必要とされるテクノロジーへの理解を深める目的などが挙げられます。
今回は、プログラミングが重視されるようになった背景や、早期からプログラミングを学ぶことで得られるその学習効果などをより詳しくご紹介します。
【もくじ】
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■プログラミング学習は世界的に重視されている
■プログラミング教育が必要とされる理由①第4次産業革命により社会の構造が変わる
■プログラミング教育が必要とされる理由②将来仕事をする際にプログラミングの知識が重要になる
■まとめ
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【プログラミング学習は世界的に重視されている】
日本の小学校では、第4次産業革命を支える人材育成・教育施策を目的として、2020年から適用される新学習指導要領にてプログラミング教育の必修化が決定されました。
そのようなプログラミング教育ですが、重視されているのは日本だけではありません。
イギリス、エストニア、ロシア、アメリカなどではすでにプログラミング教育が授業の必修科目として取り入れられており、世界各国でAI,ビッグデータ時代を生き抜くICT人材の育成が急がれていることがわかります。
【プログラミング教育が必要とされる理由①第4次産業革命により社会の構造が変わる】
第4次産業革命が進んでいくと、IoTやビッグデータなど、身の回りにICT機器があふれている状態が日常になります。
これらの機械は大変便利で、おそらく、人間よりも賢いです。
もっと詳しく言えば、人間が苦手とする「大量の情報を保持しておく」ことや「複雑な計算を素早く処理する」ことが得意です。
これらの便利な機械を受け身の姿勢で利用し続けていると、次第にその便利さに甘えて、自分の頭で考えたり、自分の力で課題解決をする能力や、課題解決を試みようとする姿勢が削がれてしまいます。
その結果、人間よりも賢いとされるロボットに思考力でも負けてしまい、「ロボットに仕事を奪われる」という状況が起こりうるのです。
これこそ、プログラミング教育が必要とされる理由のひとつです。
プログラミングを学ぶことで、便利な機械に頼りきりになるのではなく、それらを利用しながら自らの目的を達成するため、主体的に課題解決に取り組む姿勢を養うことができます。
そして主体的に課題解決に取り組むためには、「主体性」「論理的思考力」「発想力」の3つが大切。
子どもたちはプログラミングの学習を通じて、身近な生活の中にプログラミングの技術が活用されていることを知り、問題の解決のためには必要な手順があることを学びます。
第4次産業革命を機に変化する社会構造の中で生き残るための考え方を、プログラミング学習を通じて学ぶことができます。
【プログラミング教育が必要とされる理由②将来仕事をする際にプログラミングの知識が重要になる】
世界規模でICT人材が不足している昨今ですが、2019年をピークに人材供給は減少へと転じ、今後の人材不足は今以上に深刻なものになると言われています。
また、経済産業省の試算によると2030年に約79万人のエンジニアが不足するとも言われている上、企業のニーズを満たす技術力を持った人材が不足しているというのも事実。
小学校のプログラミング教育では、プログラミング技術やITスキルの向上を主な目的としているわけではありません。
ですが、小学生のうちからテクノロジーに触れておくことで、プログラミングの知識やスキルのベースにつながります。
また、プログラミング教室で技術面に重きを置いて学習することで、より実用的なプログラミングスキルを身に着けることもできます。
将来ITエンジニア以外の職業に就く場合でも、人工知能をはじめとしたICT技術の活用により、様々な業務が機械化されていきます。
その勢いは、2011年に小学校に入学した子どもたちの65%以上が現在存在しない職業に就くと言われるほど。
つまり、与えられた仕事をこなす従来の働き方から、自ら主体的に課題を見つけ解決しようとする姿勢を持つ働き方に転換しなくてはならないのです。
インターネットやITが普及した現在、どんな職業であろうとも第4次産業革命の煽りは少なからず受けることになります。
プログラミングで学ぶことのできるテクノロジーの基礎知識は、就く職業に関係なく必ず必要になるのです。
【まとめ】
プログラミング学習は「現代の読み・書き・そろばん」と言われており、まさに知識の土台とも言うべき基礎教養になりつつあります。
そしてその効果を最大限高めるには、質の高いプログラミング教育が重要。
また、学習の目的を明確にし、目的に即した民間プログラミングスクールに通うとさらに高い効果を得られます。
IT企業サイバーエージェントが運営するTech Kids Schoolは、「テクノロジーを武器に 自らのアイデアを実現し 社会に能動的に働きかける人材」育成を理念に掲げ、高い技術力とアイデア実現力を兼ね備えた生徒を多く輩出しています。
コミュニケーション面・技術面共に研修を経た講師(メンター)がプログラミングを分かりやすく指導するため、どんなお子様でも楽しく学習し続けることができます。
「プログラミング必修化の前に、プログラミング教育の現場を見学してみたい!」という方は、ぜひ一度、Tech Kids Schoolの入学説明&体験会にお越しください。