本格的にプログラミングを学ぶ際、重要になるのがそのソフト。
小学生など初心者向けの基礎的な学習ソフトから、プロのゲームクリエイターが使用する本格的なソフトまで、プログラミングで使用されるソフトは多岐に渡ります。
では、小学生が本格的にプログラミングを学ぶにはどのソフトがおすすめなのでしょうか?
今回はおすすめのプログラミング学習ソフトを5つ紹介し、その特徴や対象年齢などを詳しく解説します!
【もくじ】
———————————
■【おすすめソフト①】Scratch(スクラッチ)
■【おすすめソフト②】QUREO
■【おすすめソフト③】Swift Playgrounds
■【おすすめソフト④】X code+Swift
■【おすすめソフト⑤】Unity
■まとめ
———————————
ビジュアルプログラミング
【おすすめソフト①】Scratch(スクラッチ)
Scratch(スクラッチ)は、マサチューセッツ工科大学がプログラミング初心者向けに開発したプログラミング教育ソフトで、8歳〜16歳を対象としています。
最も大きな特徴は、ブロックを組み合わせるだけで簡単にプログラムを作れるため、タイピングに不慣れな子どもでも簡単にプログラミングを学ぶことができるという点。
この手軽さが話題を呼び、日本国内の多くのプログラミングスクールが、Scratchを教材として導入しています。
2020年の小学校プログラミング必修化でもScratchが教材として利用される可能性が高いとされており、その学習効果は折り紙つきと言えるでしょう。
また、Scratchは国内外のプログラミング学習者と繋がることのできるコミュニティを有しており、自分でプログラムを作るだけでなく、人のプログラムを見て学ぶこともできます。
Scratchを使えば、プログラミング的思考を活用した問題解決、プロジェクト設計、アイデア交換のための重要な手段を学ぶことができるはずです。
ビジュアルプログラミング
【おすすめソフト②】QUREO
QUREOは、大手IT企業サイバーエージェントの子会社である株式会社QUREOが提供する、小学生向けのプログラミング学習ソフト。
こちらもScratch同様、マウスでブロックを配置することでゲームを開発できるビジュアルプログラミング言語で、ゲームを開発する過程でプログラミングスキルを学ぶことができます。
一方、ScratchとQUREOの大きな違いは、レッスン形式のカリキュラムとゲームらしいデザイン性の高さ。
基本の251レッスンと復習・応用の169レッスンの合計420レッスンを通じて、プログラミングの基本を体系的に学習することができます。
また、魅力的なストーリーやカッコいいキャラクターがたくさん登場するので、どんなお子様でもゲーム感覚で興味を絶やさず学習することができます。
テキストプログラミング
【おすすめソフト③】Swift Playgrounds
Swift Playgroundsは、iPhoneアプリの開発に必要なプログラミング言語”Swift”をインタラクティブに学ぶことができる、iPad用無料アプリケーション。
キャラクターをSwiftのプログラムで操作して与えられたミッションをクリアさせていく形式なので、Swiftプログラミングをゲーム感覚で身に着けることができます。
また、iPad専用アプリなので、コマンドをタップするだけで命令が出せるのも魅力的。
もちろんキーボードを使ってコードを手入力することも可能なので、ビジュアルプログラミング言語からコード技術への移行に最適です。
さらに、このアプリで使われるコードは全て本職のエンジニアが使っているものと全く同じ。
可愛らしい見た目と裏腹に、本格的なプログラミングを学ぶことができるのです。
▶︎ Swift playgroundsについてもっと知りたい方はコチラ
テキストプログラミング
【おすすめソフト④】X code+Swift
X codeはAppleがリリースしているプログラミング開発ソフト(統合開発環境)で、実際にiPhoneアプリの開発を行うには”Swift”というプログラミング言語を用います。
もちろんX codeはiPhoneアプリ開発を本職とするソフトウェアエンジニアも利用するソフトなので、Swift Playgroundsよりもさらに実用的なSwiftプログラミングスキルを身につけることができます。
もちろん、開発したアプリを自分のiPhoneにインストールしておくことも可能です。開発したアプリをiPhone上で動かす瞬間は、言葉にし難い感動があります。
ただし、X code上でSwiftを使用するiPhoneアプリ開発において、コードの記述が必須となる点には注意が必要です。
また、X codeを利用するためのチュートリアルや開発画面は全て英語表記なので、プログラミングの知識に加えて、英語とタイピングへの抵抗感を払拭することが重要なポイントです。
テキストプログラミング
【おすすめソフト⑤】Unity+C#
Unityはユニティテクノロジーズが開発したゲームエンジンで、テレビゲームから携帯用ゲームまで、様々な機器に対応したゲームを開発することができます。
UnityはX code同様、プロの開発者やゲームクリエイターも使用するソフトなので、本格的なゲーム開発を学ぶことができます。
Unityでは立体的でリアルな3Dゲームを開発することができる上、ARゲームやVRゲームの開発に特化しているという点が大きな特徴。
中学生や高校生がクラブ活動で利用することも多く、毎年夏から冬にかけては、中高生向けの大きなコンテスト「Unityインターハイ」が開催されています。
【まとめ】
プログラミングを学ぶことのできるソフトは数多くありますが、ゲームやアプリの開発に直結するソフトは、実はそれほど多くありません。
今回は、初めてプログラミングを学ぶ人をターゲットにしたものから、実際のアプリ・ゲーム開発に利用される実用的なものまで、様々なレベルのものをご紹介しました。
タイピングや英語などの予備知識を必要とするX codeやUnityでも、小学生のうちから段階的に学び技術を身につけていけば、使いこなすこと自体は難しくありません。
大切なのは、段階的に学習を進めるという点。
子どもの学年やレベルに合わせたプログラミング学習に興味のある方は、Tech Kids Schoolで本格的なプログラミングを学んでみませんか?
Tech Kids Schoolでは、3年間のカリキュラムを”First Stage”と”Second Stage”の2段階に分けることで、お子様の学年や習熟度に合わせた、効果的な学習プランをご提供しています。
First StageではQUREOを使ってプログラミングの基礎を学び、Second Stageでは、お子様の希望に合わせてX codeやUnityを用いた応用的な開発に挑戦することができます。
「プログラミングソフトの使われ方を見てみたい」「どんな雰囲気で学べるのか知りたい」という方は、Tech Kids Schoolの入学説明会&体験会にぜひお越しください。