プログラミング教育の現場でよく用いられるのは、Scratchをはじめとしたビジュアルプログラミング言語です。
これらのプログラミング言語はブロックを組み合わせるだけでゲームを開発できるので、PC操作に不慣れな子どもでも簡単にプログラミングの概念を学ぶことができます。
でも、ビジュアルプログラミングで学んだあとはどのようにプログラミング学習を進めていけばよいのでしょうか?
子どもたちがより高度なプログラミングを学習するために、段階に合わせたプログラミング学習方法を提供しましょう。
【もくじ】
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◾️プログラミング教育に利用されるScratchとは
◾️Scratchを使ったプログラミング学習とは
◾️Scratch以外のビジュアルプログラミング言語はあるの?
◾️ビジュアルプログラミングを学んだあとは
◾️まとめ
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【プログラミング教育に利用されるScratchとは】
小学生のプログラミング学習では、Scratchというプログラミングソフトが用いられることが多いです。
Scratchとは、マサチューセッツ工科大学が開発したプログラミング初心者向けのプログラミング学習ソフトで、簡単なマウス操作でブロックを組み合わせ、プログラムを作ることができます。
Scratchは世界150以上の国と地域で利用されており、対象年齢は8歳から。
ほんとんどの小学生が無理なく使える対象年齢とされています。
さらにScratchで開発したゲームはScratchユーザーのコミュニティで世界中に公開することができ、人の作ったプログラムを見ながら自分の技術を磨いていくことも可能です。
【Scratchを使ったプログラミング学習とは】
Scratchは誰でも無料で利用できるツールなので、PCやタブレットがあれば家庭でも学習することが可能です。
また、PCに不慣れな子どもでもチュートリアルを見ながら簡単なゲームを開発することができるので、操作方法などがわからず挫折することはありません。
ただし、Scratchはあくまでもプログラミングソフト。体系立ったカリキュラムは用意されていないため、ネットで調べながら自力で学習を進めていく必要があります。
【Scratch以外のビジュアルプログラミング言語はあるの?】
現在、世界中で最も広く利用されているビジュアルプログラミング言語はScratchですが、Scratch以外にもビジュアルプログラミング言語はたくさんあります。
例えば、大手IT企業のサイバーエージェントが提供するQUREOは、Scratch同様ブロックを組み合わせることで簡単にプログラムを作成することができます。
しかしScratchと大きく異なるのは、段階的に学習できるカリキュラムが用意されていること。
可愛らしいゲームのような見た目と裏腹に、やり進めるほどプログラミングの概念を学ぶことができるのです。
【ビジュアルプログラミングを学んだあとは】
Scratchなどのビジュアルプログラミング言語のメリットは、視覚的・感覚的にプログラミングの概念を学ぶことができる点。
プログラミングは、もちろん、小手先の技術では通用しない部分が多くあるため、本質的な概念を最初に学ぶことがとても重要になります。
ただし、実用的なプログラミングスキルを身につけるには、ビジュアルプログラミング言語を学んだあと本格的なアプリやゲーム開発経験を通じて技術力を身につける必要があります。
ビジュアルプログラミング言語から、タイピングを要するテキストプログラミングへスムーズに移行できるカリキュラムが整った、本格的なプログラミング教室で学ぶのがその最短ルートと言えるでしょう。
小学生向けのプログラミング教室Tech Kids Schoolは、ビジュアルプログラミング言語を用いてプログラミングの基礎を学んだのち、テキストプログラミングに移行しより多くの開発経験を積むことができる、3年間のカリキュラムの本格的なプログラミングスクールです。
プログラミングに初めて触れる1年目の“First Stage”では、オンラインプログラミング学習ツール「QUREO」を用いてプログラミングの基礎を学ぶことができます。QUREOは自宅での予習・復習も可能であることから、お子様の習熟度に合わせて学習を進めることができます。
2年目以降の“Second Stage”ではiPhoneアプリ開発コースとUnityプログラミングコースに分かれ、テキストプログラミングでより本格的なプログラミングを学ぶことができます。
iPhoneアプリ開発コースでは、iOS専用プログラミング言語「Swift」を用いたiPhoneアプリ開発を行うことができ、完成したアプリをご自宅のiPhoneやiPadなどにインストールし、お持ち帰りいただくこともできます。
Unityプログラミングコースは、プログラミング言語「C#」とゲーム開発環境「Unity(ユニティ)」を使用して3Dゲームを開発するコースです。3次元の動きや重力、衝突判定などの物理演算を手軽に用いることができるため、非常にクオリティの高いゲームを開発することができます。
First Stage、Second Stage共に1回の授業につき1つのゲームを作成し、ゲーム開発の中で、毎週新たな知識を学びます。SwiftやC#はプロのエンジニアも使用しているプログラミング言語で、継続的に学習を進める中で、非常に専門的な技術を学ぶことができます。
【まとめ】
小学生のプログラミング学習に用いられるのはScratchをはじめとしたビジュアルプログラミング言語が多いです。
特にScratchは無料で利用できるプログラミング学習ソフトなので、気軽に学習することができる一方、体系立ったカリキュラムが用意されていないというデメリットもありましたね。
より効率的に学習を進めたいという方は、Scratchでのプログラミング学習を円滑にする参考書や、QUREOのようなオンラインプログラミング学習ソフトを利用してみてください。
よく練られたカリキュラムは、お子様の学習効率を高められます。
また、ビジュアルプログラミング言語でプログラミングの概念を学んだあとは、タイピングを要するテキストプログラミングで本格的な開発経験を積みましょう。
より実務に近いプログラミングスキルを得ることができるはずです。
そしてこうしたテキストプログラミングを学ぶには、ビジュアルプログラミングからスムーズに移行できるカリキュラムが整ったプログラミングスクールで学ぶことが効果的です。
「小学生のうちから本格的なプログラミングを学んでみたい」「まずはプログラミング教室の様子を見学してみたい」という方は、tech Kids Schoolの説明会&体験会にぜひご参加ください。