前編では、Tech Kids Schoolの災害発生時の基本方針と備えについてご紹介いたしました。本記事では、Tech Kids School で実施した防災訓練の様子をご紹介します。
Tech Kids School 防災委員会では、災害発生時の対応についての方針と具体的な動きを定めた独自のマニュアルを整備しました。
昨年末には、全社員と幹部講師が参加し、マニュアルにもとづいた「防災訓練」を実施しましたので、その詳しい様子を写真とともにお伝えします。
訓練の前半は、マニュアルに基づいた災害発生時の動きの確認を行いました。
「Tech Kids School 災害時対応マニュアル」では、「生徒の安全を守り、確実に保護者へ引き渡す」ことを最終目的と定めています。そのうえで、「安全確保」、「正確な現状把握」、「保護者への連絡」、「待機(長時間に及ぶ場合も想定)」の時系列ごとに取るべき具体的な行動を役職ごとに示し、入念に確認しました。
参加者からも、「こういったケースはどうするか」など質問が飛び交い、自分が当事者となる視点をもって真剣に話し合うことができました。
後半では、Tech Kids School が入居するビル「渋谷スクランブルスクエア」の防災センターにご協力いただき、消火・避難訓練を実施しました。
火気のない会場のため火災が発生する可能性は低いものの、電源コードなどから出火することも考えられるため、消火訓練に臨みました。消火器は実際に持ってみると重量もあり、消火液が勢いよく出るので低重心で構えるなど、ポイントを把握しました。また、廊下にある消火用散水栓の操法訓練も実施し、万が一に備えた初期消化の手順を確認しました。
そして、最後は防災センターのかたの指導のもと、非常用通路を通り、地上まで避難する訓練を行いました。実際に21階から地上まで階段で降りてみると、大人でもなかなか大変であること、広くはない通路で安全に避難するためには落ち着いた行動をとる重要性も実感しました。(非常通路通行のために全員ビブスを着用しています。)
地上に降りたあとは、そのまま渋谷区の指定避難場所である青山学院一帯まで歩き、ルートの確認も行いました。
災害はいつ何時発生するか、予想することができません。多くの生徒様をお預かりするスクールの責任として、Tech Kids Schoolは引き続き災害への備えを怠りなく実施してまいります。