Press Release
2021/12/06/月
2021年度全国No.1小学生プログラマー決定! 小学生のためのプログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2021」受賞者発表
CATEGORY : Tech Kids Grand Prix
2021年12月6日
株式会社CA Tech Kids
2021年度全国No.1小学生プログラマー決定!
小学生のためのプログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2021」受賞者発表
~グランプリ作品は、点字・指文字を学ぶアプリ~
小学生向けプログラミング教育事業の株式会社CA Tech Kids(読み:シーエーテックキッズ、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:上野朝大)は、主催する小学生のためのプログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2021(テックキッズグランプリ2021)」の決勝プレゼンテーションを2021年12月5日(日)に開催し、各種受賞者を発表いたしました。
「Tech Kids Grand Prix」は、『21世紀を創るのは、君たちだ。』 をスローガンに掲げ、これに賛同する全25の企業や団体ならびに全20地域の自治体等とともに、これからの時代を担っていくすべての小学生に向けて実施する国内最大のプログラミングコンテストです。小学生向けコンテストとしては異例の賞金(総額100万円)や、登壇するファイナリストの作品とプレゼンのレベルの高さなどが毎年話題を呼んでおります。開催4年目となる本年度は、前年度の1.4倍を上回る3,122件の応募が全国各地より寄せられ、一次から四次にわたる審査を経て、選出された10名の小学生が、12月5日に渋谷ヒカリエにて行われた決勝プレゼンテーションにて、自身の作品を発表しました。
株式会社Cygames、Facebook Japan株式会社、東急株式会社、一般財団法人LINEみらい財団、株式会社サイバーエージェントの協賛各社が審査員として参加し、登壇者の発表に対する質疑を経て、「ビジョン(掲げる夢や実現したい世界観)」、「プロダクト(夢を実現するクリエイティブなアイデアとそれを体現した作品)」、「プレゼンテーション(自身のビジョンやプロダクトを社会に発信していく姿勢)」の3つの観点から審査し、上位3名を決定したほか、特別賞として協賛企業賞の表彰を行いました。表彰は以下の通りです。
また、本決勝大会との連動企画として、「Cygames presents オンラインプログラミングワークショップ」を2021年12月11、12日に開催いたします。ワークショップは、プログラミング学習ツール「Scratch(スクラッチ)」を用いたゲーム開発に挑戦する内容となっており、初心者向け、中級者向けに合わせたコースを用意しています。小学3〜6年生を対象として、全国どちらからでも無償でご参加いただけます(先着順)。詳細は本ページ下部よりご確認ください。
「Tech Kids Grand Prix 2021」受賞者
第1位(Tech Kids Grand Prix)
後藤 優奈さん(大分県・小学4年生)
作品「楽しく学ぼう!!コミュニケーションアプリ」
点字と指文字(ゆびもじ)を「まなぶ」「ためす」「つかう」「しらべる」ことができるアプリ。機会学習を活用し、タブレットのカメラに指文字を写すと、即座にその文字に翻訳してくれる。また点字についても、打ちたい文字を入力すると、自動で点字に変換表示してくれる。
受賞コメント「初めて全国大会に出て、優勝ができてすごくうれしいです。私の小学校は全生徒が45人で、今回の作品をたくさんの人に紹介したかったので、全国で発表することができて本当にうれしいです。家族のみんなには、発表練習や作品作りを手伝ってくれてありがとうと言いたいです。これからもプログラミングで世界に役立てるように頑張っていきたいです。」
第2位
長谷部 環さん(静岡県・小学6年生)
作品「MATRIX 5×5」
Scratchの限界を超える、なめらかなグラフィックを見事に表現したシューティングゲーム。プレイヤーの動作を制限したパズル要素とシューティングをかけ合わせた新しいゲームに、難易度、背景、攻撃の種類が違う10個のステージを用意。BGMへのこだわりなど芸術的な世界観を創りあげている。
第3位
加藤 諄之さん(東京都・小学3年生)
作品「君が10年後の世界を作る 〜地球温暖化のない街づくり〜」
このままでは未来に地球を残せない、地球温暖化を本気で解決したいという想いから、多くの人が地球温暖化を意識できるように開発した作品。子どもでも楽しく考えられるように、温暖化をテーマにしたゲームにし、「しあわせ値」というポイントを集めていくことで社会問題を身近に感じられる工夫を取り入れている。
Cygames賞
長谷部 環さん(静岡県・小学6年生)
作品「MATRIX 5×5」
※2位とW受賞
Facebook Japan賞
中島 莉衣奈 さん(大分県・小学4年生)
作品「ぼうさいサーチ」
実際に自分が歩く町中にひそむ災害リスクをARで擬似体験できる防災アプリ。さらに身を守るための知識を学ぶ防災クイズのほか、自分の住むエリアのハザードマップを作成し、ほかの人にもシェアすることができる。
東急賞
加藤 諄之さん(東京都・小学3年生)
作品「君が10年後の世界を作る 〜地球温暖化のない街づくり〜」
※3位とW受賞
LINE賞
小林 都央 さん(東京都・小学4年生)
作品「孫の恩返し」
コロナ禍で会えない一人暮らしの祖母のために開発した、孫と一緒に買い物ができるコミュニケーションツール。スマホが苦手な祖母が使いやすいよう工夫し、買い物をきっかけとしたコミュニケーションを軸としている。
Cyberagent賞
髙橋 俊佑さん(兵庫県・小学6年生)
作品「For The Earth」
自分が日々どのくらいのプラスチックを消費しているか、その製品に使用されているプラスチック使用量を簡単に知ることができるアプリ。UX改善を繰り返し、ユーザーの使いやすさにこだわり抜いている。
「Tech Kids Grand Prix 2021」決勝プレゼンテーション 審査員コメント
株式会社Cygames CTO室 Technical Director 永谷真澄氏より閉会の挨拶
「SDGsを題材にした作品が増えてきて、次世代のみなさんが社会に関心を持ってくれていることを頼もしく思います。またSDGsに限らず、自由な題材の作品も個人のセンスがギラギラ輝いていました。自分のアイデアを形にして動くようになるというのは、それ自体がとてもワクワクすることで、プログラミング自体にそうした面白さを感じられると思います。さらに、プログラムだけでなく、どんな表現をしよう、何を人に伝えようということを考え抜いた経験も大切にしてほしいと思います。そうした経験をしたみなさんが、プログラムもできるスーパークリエイターとして活躍することを期待しています。」
Facebook Japan株式会社 クリエイティブショップ責任者 富永久美氏より審査を終えて
「みなさんの作品が非常に高度で、特にScratch作品でもこれだけハイレベルなものが作られたことに感動しました。また、テーマがSDGsだったり、機械学習を使っているものもあったりと作品のレベルの高さにも大変驚かされました。みなさんのように小学生のときにプログラミングをしていたら、いろいろなことができたんだなと羨ましくなりました。」
東急株式会社 沿線生活創造事業部 ウェルネス事業推進グループ 課長 稲葉弘氏より審査を終えて
「決勝作品を見て、予選で敗退してしまった作品も素晴らしかったんだろうということが伺えました。本大会テーマの通り、まさに未来は自分たちで作るんだなと大きな希望と元気をいただきました。みなさんの着眼点やアプローチ、プレゼンテーションのスタイルなども多様で、それぞれ違って良いんだということを子どもたちから学ばせていただきました」
一般財団法人LINEみらい財団 企画室 福岡俊弘氏より審査を終えて
「この決勝の日を1年間楽しみにしていました。中でも「群論」をテーマにした作品の登場には、大いに衝撃を受けました。そのほか社会的なテーマや、コミュニケーションといったテーマを正面から切った作品が今年も多く発表されたことを大変嬉しく思いました。」
株式会社サイバーエージェント常務執行役員兼ABEMA開発本部長 長瀬慶重氏より審査を終えて
「みなさんのエネルギッシュなプレゼンテーションと溢れる想像力に心がワクワクしました。私は常々、技術というのは道具で、世の中の課題を解決するための手段だと思っています。今日はまるでドラえもんの道具のように、プログラミングを使った様々な10個の解決策や提案を見せてもらいました。未来は明るいと感じました。」
各種ツール賞
本年からの新たな取り組みとして、プログラミング学習ツールおよび開発環境等を提供する企業と連携し、各ツールを用いて開発された作品の中から特に優れた作品への特別賞も授与いたします。一般財団法人LINEみらい財団「LINE entry」、株式会社しくみデザイン「Springin’」、株式会社ディー・エヌ・エー「プログラミングゼミ」、株式会社キュレオ「QUREO」、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社「Unity」の合計5つの特別賞を贈呈します。各賞の最上位は以下の通りです。
「LINE entry」賞 最優秀賞
口田 道哉さん(岡山県・小学5年)
作品「一気になりすぎるプチトマトをどうにかして! 」
落ちてくるプチトマトを落とさないようにカゴに入れ、スコアを稼ぐゲーム。トマトが落ちるまでに熟していく様子や、お裾分けされたトマトをコニーやサリーが少しずつ消費してくれる点など、細かいところにこだわりが見られる作品。
「Springin’」賞 最上位賞
森 美緒さん(神奈川県・小学3年)
作品「海のそうじ屋」
オリジナルストーリーとミニゲームを通して海のゴミ問題について学ぶことができる作品。ミニゲームやクイズをクリアしながら海で起こっている問題について学ぶことができる。海の環境問題について細かい解説がなされている。
「プログラミングゼミ」賞 最優秀賞
富永 駿也さん(東京都・小学6年生)
作品「ウイルスキラー」
主人公を操作し、ウイルスに感染した敵を倒して進むアクションゲーム。選択した武器の表示、敵のHP表示、ステージ移動のエフェクトなど、随所に工夫が見られる。
「QUREO」賞 最優秀賞
松井 奏人さん(東京都・小学6年生)
作品「シンプルだけど難しいRPG」
キャラクターを育成し、魔王城の魔王を倒しに行く本格的なRPGゲーム。ゲーム冒頭の操作説明、バトルのチュートリアル、魔王城挑戦への推奨レベルを教えてくれる機能など、初めてプレイする人への配慮がたくさん盛り込まれている。
「Unity」賞 最優秀賞
内田恵悟さん(福岡県・小学5年)
作品「キーボードクエスト」
タイピングとRPGの要素を掛け合わせたゲーム。悪魔に奪われてしまったキーボードを取り返すためにタイピングで敵を倒して進むストーリー。子音を奪われてしまった時の「翻訳」機能など、ゲームらしい要素を多数搭載している。
連動企画「Cygames presents オンラインプログラミングワークショップ」
本決勝大会との連動企画として、「Cygames presents オンラインプログラミングワークショップ」を2021年12月11、12日に開催いたします。ワークショップは、プログラミング学習ツール「Scratch(スクラッチ)」を用いたゲーム開発に挑戦する内容となっており、初心者向け、中級者向けに合わせたコースを用意しています。小学3〜6年生を対象として、全国どちらからでも無償でご参加いただけます(先着順)。詳細は以下よりご確認ください。イベントにご参加いただいた方には、オリジナルのTシャツの他、USBやペーパークラフト等のノベルティプレゼントもございます。
「Tech Kids Grand Prix 2021」決勝プレゼンテーション
「Tech Kids Grand Prix 2021」決勝プレゼンテーション概要
14:30 決勝進出者10名によるプレゼンテーション
17:00 表彰式
17:30 終了予定
本件に関するお問い合わせやメディアの方はこちらへお問い合わせください。
株式会社CA Tech Kids 広報担当:真下・桑野
Tel: 03-5489-8639 / E-mail: pr@ca-techkids.com