Press Release

プレスリリース

2015/09/14/月

CA Tech Kids、慶應義塾大学と共同で小学生を対象としたデジタルモラル教育を実践 インターネットサービスの「使い手のモラル」・「作り手のモラル」の両側面から検討

CATEGORY : その他

 株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)の連結子会社で、小学生向けプログラミング教育事業の株式会社CA Tech Kids(読み:シーエーテックキッズ、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:上野朝大)は、慶應義塾大学サイバー防犯ボランティア研究会と連携し、小学生を対象としたデジタルモラル教育を実践いたします。

 携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などの急速な普及に伴い、子どもがインターネットを介して犯罪やトラブルに巻き込まれる事件が後を絶たず、大きな社会問題になっております。掲示板サイトやSNSサービス等の利用に伴って犯罪や個人情報流出等の被害に遭うケースが多発しているほか、インターネット上でのいじめや嫌がらせなど、子ども自身が加害者となるケースも頻発しています。
また、昨今注目を集める子どもを対象としたプログラミング教育の普及発展に伴い、子ども自身がSNS等のサービスを利用するだけでなく、自らアプリやゲームを開発する等、プログラミング技術を駆使して様々な制作活動を行う取り組みが増えております。このような流れの中で、子どもの自由な創作活動が意図せずして著作権等の権利侵害に繋がってしまったり、プログラミング技術がいたずらやIT犯罪に利用されてしまったりする可能性についても、早期から検討と対策が必要であると考えております。

 上記のような背景を踏まえ、CA Tech Kidsは慶應義塾大学サイバー防犯ボランティア研究会(以下、「同研究会」)と連携し、今後インターネットの活用機会が増える小学生とその保護者を対象とした教育啓蒙活動を行う運びとなりました。同研究会は、現在警察庁から同大学総合政策学部に教授として出向中の岡部正勝氏が指導する研究会で、2013年から12校、延べ2,810名以上の小中高生を対象に啓発ワークショップを実践しております。今回の取り組みでは、CA Tech Kidsの運営する小学生向けプログラミングスクール「Tech Kids School」(読み:テックキッズスクール)の生徒および保護者を対象に、10月から順次ワークショップを開講し、インターネットでのいじめ、炎上、誹謗中傷などの犯罪を、被害者及び加害者の両者の視点から考え、事例を用いながらデジタルモラル教育の講義やグループワークを実施いたします。子どもたちと比較的年齢の近い大学生が講師を務め、インターネットサービスの使い方について事例を用いながら教えます。
また、現在Tech Kids Schoolでは生徒に対し著作権・肖像権に関する内容や、作り手として留意すべき様々なモラルについての教育を行っておりますが、同研究会との連携により、今後は「作り手のモラル」の学習に特化したワークショップを研究・開発・実践してまいる方針です。

 CA Tech Kidsは2013年5月の設立後、これまでに述べ7,000名以上の小学生にプログラミング学習の機会を提供してまいりました。東京・大阪・沖縄の3拠点に展開している小学生向けプログラミングスクール「Tech Kids School」では、小学校1年生から6年生まで計300名を超える小学生がプログラミングを学んでいます。CA Tech Kidsはプログラミング学習の普及とともに、インターネットの安全な利用や、プログラミング技術の使い手としての「作り手のモラル」についての教育活動についても、普及啓蒙を図ってまいります。

慶應義塾大学サイバー防犯ボランティア研究会 概要

名称
慶應義塾大学サイバー防犯ボランティア研究会
http://cyberlab.sfc.keio.ac.jp/
担当教員
慶應義塾大学総合政策学部 教授 岡部正勝
活動内容
インターネットの安全な使い方を知ってもらうための啓発活動およびサイバー犯罪の研究

株式会社CA Tech Kids 会社概要

社名
株式会社CA Tech Kids 
https://techkidsschool.jp/company/
所在地
東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号
代表
代表取締役社長 上野朝大
事業内容
小学生向けプログラミング教育事業

本件に関する問い合わせ先

株式会社CA Tech Kids 
Tel: 03-5489-8639 / E-mail: pr@ca-techkids.com

慶應義塾大学サイバー防犯ボランティア研究会
cyberlab@sfc.keio.ac.jp